Case Study

甲賀市・O様邸_ダイニング・キッチン

[甲賀市/リフォーム]

モノトーンコーデのフルリフォーム

奥様が子供の頃から住み慣れたご実家のリフォームです。新築や分譲住宅の購入も選択肢としてあったそうですが、ご両親が転居され一時に空き家になっていたご実家がもったいないと、リフォームされることになりました。
リフォームにあたり、使いづらかった間取りの変更や老朽化した設備の更新は当然として、最大のネックは「冬は寒くて眠れなかった」という低い断熱性能について、古い家のほぼ全てが抱えるこの課題をどう解決するかがポイントでした。

甲賀市・O様邸_玄関ホール

聞き手:もともと奥様のご実家だったとのことですが、築年数は何年でしたか?

奥さま:リフォームに着手した時点で築26年でした。別の場所に新築や分譲住宅の購入も考えたのですが、予算のことを考えるとリフォームはゼロから家を建てない分、内装や設備に十分な費用を掛けられるかな?と考えました。

甲賀市・O様邸_リビング

聞き手:確かに新築と見間違えるぐらい、内部は「リフォームをしました」という痕跡がありませんね。

奥さま:「新築だったら我慢することも、リフォームだからやりたいことは全部やろう」がコンセプトです(笑)LDKのインテリアはすべてモノトーンにまとめました。また、それに合わせて調理家電も一新しました。食器やタオルもです。

甲賀市・O様邸_キッチン

聞き手:食器やタオルまでも? それは徹底していますね。モルタル仕上げ風のキッチンが印象的です。

奥さま:SNSサイトで見つけた写真を参考にしました。ただ、素材などはわからなかったため、楠亀さんに「こんな感じにしたい」とお伝えしたところ、「モールテックスという素材があるよ」と。

甲賀市・O様邸_キッチン

聞き手:工法は提案してもらった訳ですね。そのキッチンのレイアウトも特徴的です。

奥さま:リフォーム前は、入り組んだコの字型のキッチンだったんです。でも、リビングルームに背を向けて料理をするのは嫌だなということで、対面式にレイアウトを変更してもらいました。L字型になった収納部分が、以前のキッチンの名残です。

甲賀市・O様邸_ダイニングキッチン

聞き手:ダイニングテーブルはカウンタースタイルですね。

奥さま:これもSNSサイトで見つけて、ぜひ欲しいと。最初の提案では脚部は木材だったのですが、シャープな印象にするためスチール製の脚をブラック塗装にしてもらいました。いま思うと、これ以外にも細かいお願いはたくさんしましたね。

甲賀市・O様邸_リビング

聞き手:これ以外にもこだわりが?

奥さま:例えば、フローリングの色を決めるのに何週間も悩みました。結果的にグレイを薄く塗装してそれを拭き取ることで、モノトーンのインテリアと調和した色味にすることができました。あと、階段の手すりの形状なども、こだわった部分です。

甲賀市・O様邸_リビング

聞き手:リフォームをするおいて、古い住宅の最大のネックが断熱性能の低さと聞きますが。

ご主人:リフォームを考えたとき、まず頭に浮かんだのが「寒いのはイヤ」でしたね。眠れないくらい寒かったんです。でもいまは、壁の内側全面に断熱材を貼り、さらにその上に新しい壁を設け、窓も二重窓にしたことで、寒さ知らずです。冬でもエアコンがいらない日があるくらいですよ。

甲賀市・O様邸_リフォームイメージ

聞き手:と言うことは、部屋全体が以前よりひと回り狭くなった?

ご主人:そうです。でも、不要な壁を外して開放的な間取りにできたので、その印象は全くありませんね。快適そのものです。それと、補助金制度を利用するためには、一定以上の断熱性能をクリアする必要があったこと。これも思い切った断熱改修ができたポイントだと思っています。

甲賀市・O様邸_洗面台

聞き手:洗面や浴室も全面的にリフォームされていますね。

奥さま:洗面台もキッチンと同様にモールテックスで造作してもらいました。洗面ボウルはイタリア製の陶器に、また水栓金具もスタイリッシュなデザインのものを提案していただきました。脱衣所の棚も、お気に入りのかごのサイズに合わせて棚のピッチを決めてもらったんです。

甲賀市・O様邸_階段

聞き手:ご主人にお聞きします。リフォームは、ほぼ奥さま主導で?

ご主人:はい。「和室だけは私の好みで、それ以外は好きにしていいよ」でしたね。休みの日は雑貨屋さん巡りをするくらいインテリアが好きなので、おまかせで。私の意見が反映されたのは、階段スペースの明かり取り窓の窓枠くらいでしょうか?あっ、それとキッチン棚背面のグレーのクロスですね。「これがいいんじゃない?」が採用されました(笑)

甲賀市・O様邸_和室

聞き手:では、ご主人こだわりの和室ですが、LDKとは全く異なったテイストですね。

ご主人:趣味で居合道をやっており、その師匠に揮毫していただいた掛け軸や刀を飾る空間として、和室はぜひ欲しかったんです。ここだけは私の好きなようにさせてもらいました。赤いスクリーンも思い切って決めました。私はどちらかというとはっきりした色が好きなんです。テイストが他の空間と異なるのはそのためです(笑)

甲賀市・O様邸_建具

聞き手:入り口の建具も格子戸に

ご主人:普通の引き戸ではなく格子戸に。リビングなどからのつながりを考えるとちょっと不思議な感じですよね。でも、これ外せないなと。あと、琉球畳もぜひ欲しかったものです。

甲賀市・O様邸_リビング

聞き手:リフォームを終えられてのご感想は?

奥さま:最初は、リフォームでどこまで変わるのか?と不安でしたが、やってみた結果は大満足ですね。おかげでやりたいことが全部できました。細かな要望に対してもひとつひとつ具体的な提案をしていただけましたし、TVボードの下の間接照明に至っては、楠亀さんがだまって取り付け、引渡し時に「付けておきました」でした(笑)。夜に映画を観るときにいい感じですよ。

ご主人:妻が喜んでくれるのが何よりですね。それと、自分の好みの和室空間ができたこと、それで十分です!

聞き手:なんともお幸せな感想を。ありがとうございました。

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