Case Study

中2階のある螺旋状の家

[近江八幡市/SE構法/長期優良住宅]

中2階のある螺旋状の家

ご購入された土地形状をもとに、施主様自らがプランを考えられたお宅です。
iPad のアプリを使いながらご夫婦で検討。
それに対して楠亀スタッフのアドバイスを受けることで徐々に具体化していきました。
そして完成したのは、2階建てプラスロフトが螺旋状に連なる、途中に柱のない広々としたお宅。
階段の踊り場からアクセスする中2階は奥様のご趣味である手芸室となっています。またロフトはご主人の趣味スペース。プライベート空間を2階以上にすることで、1階のLDK はいつでも人を招き入れることができるようにと考えられたそうです。 玄関から納戸、家事室を通過するキッチンへのアクセスや、洗濯物の室内干しとその収納を考えた家事動線などについても、ご夫婦でプランを検討し尽くしただけあって、抜群に使い勝手がよさそうです。

所在地
近江八幡市
敷地面積
158.36m²
延床面積
140.06m²
構造
木造2階建(SE構法)
耐震等級
等級3(最高等級)
温熱等級
等級4(最高等級)

中2階のある螺旋状の家_外観

南側からの採光を考えて、敷地の北側に建物を寄せたH様邸。ダークブラウンの外壁色はご夫婦ふたりともの好みでチョイス。

中2階のある螺旋状の家_外観

オーバーハングした2階寝室部分が玄関の軒を兼ねています。玄関まわりのレッドシダー材が外観のアクセントに。 ご夫婦ふたりで仕上げ塗装をしました。 構造上の計画が難しいオーバーハングは「せっかくSE構法を選んだのだから、他ではできないことをことを取り入れよう」とご主人と共に考えました。

中2階のある螺旋状の家_玄関

玄関土間の先には奥行きのある広い納戸。さらに奥が家事スペース、そしてキッチンとなっています。

中2階のある螺旋状の家_納戸

納戸を家事スペース側から。玄関からリビングを通らずにキッチンへアクセスできる、家事を考えた回遊動線となっています。 納戸はキッチンパントリーとしての機能も。

中2階のある螺旋状の家_玄関ホール

トイレの洗面台を玄関ホールに出すことで、帰宅時の手洗いなど多用途に使えるように。 器はご夫婦がお好きな信楽の陶房を訪ね、イメージを伝えて焼いてもらわれたもの。

中2階のある螺旋状の家_リビング

大空間が作れるSE 構法の特徴を生かしたLDK。壁を凹ませることでTV ボードが飛び出すことなく収まり、ソファとの距離を保つこともできました。

中2階のある螺旋状の家_ダイニングキッチン

白を基調とした明るいキッチンは、奥様が大好きな北欧系の食器が映えます。 壁面の飾り棚はイメージ良く仕上がり、お気に入りの雑貨が並んでいます。

中2階のある螺旋状の家_キッチン

キッチンの背面収納はウッド調に。これは見学会で訪れた楠亀スタッフの家を参考にされたそうです。タモの材質にも、使い勝手にもこだわりました。

中2階のある螺旋状の家_キッチン収納

洗面所の収納も造作で。リビングなどと同様に珪藻土と木材を使い仕上げることで、清潔でやさしい質感に。

中2階のある螺旋状の家_リビング

リビング階段は、高齢になった時の昇り降りを考えて、通常よりも緩やかな勾配でつくられています。リビングの奥が和室になります。 「長い直線の階段だから、2階へたどり着く途中で一呼吸できるように」と敢えて中2階をつくり踊り場を設けたのもご主人の案。 階段にボリュームが出すぎて重たいイメージにならないよう、奥様ともデザインを考えました。

中2階のある螺旋状の家_和室

北欧系インテリアとともに和のテイストもお好きだという奥様の要望で設けた和室は、単体でも、リビングルームの延長としても使えます。 押入れ下にはテーブルを仕舞い込む空間を設けました。

中2階のある螺旋状の家_吹き抜け

中2階に設けられた奥さまの手芸室。作りかけの作品やミシンが出しっぱなしでも気にならないように、独立した部屋になっています。 家の中心に作ることでどこでも見渡せる場所になりました。

中2階のある螺旋状の家_中2階

手芸室の作業テーブルと、材料やミシンを収納するキャビネットは造作で。上部に設けた窓が手元を明るく照らします。

中2階のある螺旋状の家_2階

2階は寝室とプライベートスペース。 お風呂上がりに裸足でも足が冷たくないように、1階のオーク材とは雰囲気を変えパイン材のフローリングを採用しています。 中2階の上に位置するロフトはご主人の趣味コーナーになる予定とか。

中2階のある螺旋状の家_2階

2階ホールは部屋干しスペースを兼ねています。洗面室を出たところには、部屋干しもできる大きな窓と腰高のキャビネットを造作。 乾いた衣類は窓際カウンターでたたみ、その下のキャビネットに収納できるという、とても便利な洗濯動線。 吹き抜けを通して、1階への採光も狙ってガラスの手すりにしています。

中2階のある螺旋状の家_吹き抜け

建物全体が螺旋状につながっている空間構成と高断熱高気密工法により、暖房は1階に設置した床下エアコン1台でまかなうことができます。 冷房はロフトに設置したエアコン1台を稼働します。

中2階のある螺旋状の家_施主イメージ

【お客様からのお言葉】

初めて訪れたのはまだ結婚も決めてなかった6年前、奥さんの友人が楠亀さんでステキなお家を建てたということでデートでモデルハウスへ。その後、結婚後はアパートに住みながら、イベントのDMを見るたびにステキだなと徐々に夢が膨らんで来ましたね。自分たちだったらこんな風にしたいなと、改めて家づくりに本腰を入れようと見学会やセミナーに参加しました。

当初から楠亀さんで、と思っていましたが、満足と納得のできる家をつくるためにハウスメーカーにも訪問しました。大切にすべきこと、こだわるべき部分、技術など、「家づくり」の様々なことを知ることができ、やはり技術や品質には納得できる部分は多々ありました。でも自分たちなりに勉強をしてきた結果、細かいこだわりを実現できること、想いを形にしやすいなと感じ、最終的には「距離感が近い」楠亀さんにお願いしようということになりました。

そろそろ家を建てようか、と思っていたとき楠亀社長からも背中を押された感じで決断し、土地は自分たちで探すことに。毎週末探しに回っていた時にたまたまこの土地を見つけたんです。楠亀社長がすぐ来てくれて、日も落ちかけていましたが、まだ自分たちの土地でも無いのに、『ここに玄関、リビングがこのくらいの広さで…』と間取りの話をしました。

プラン作りはまず、夫婦それぞれのこだわりを書き出して、優先順位を決めるところからスタート。楠亀さんに「SE構法でできますか?」と確認しながら自分たちでiPadのアプリを使って間取りの叩き台をいくつも作りました。1階をパブリックスペース、2階をプライベートスペースに分け、来客のたびにバタバタと片付けずに暮らせる間取りをベースにしました。決めた形は予算を少しオーバーしましたが、かなり納得度できるプランだったのでそのままGO。

その後も機器や内装など決めるために、二人で毎日のように家の話をました。工事中に急な変更をして大工さんに迷惑をかけたこともありましたが、だんだんイメージが形になっていくのは楽しかったですね。自分たちで床板の塗装ができたので、家を大切にする一因となりました。 完成した時には現場監督さんと出来上がった家を眺めて自画自賛しましたよ。 住んでまだ少ししか経っていないですが、本当に満足度の高い快適な住み心地です。自分たちで考えた空間でこれからずっと楽しみながら暮らしていきたいですね。

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