みなさんこんにちは、くすのき かめ子 です。
本日のスタッフ紹介は、大工の田中さんです。
田中さんは「大工長」という大工のトップをされています。
最初はクールな印象があり、なかなか話をする機会もなく、しばらく謎の人物でした。他のスタッフに田中さんについて聞くと、「クールに見えてよくしゃべる」「いや、クールでしゃべらない」「喜怒哀楽が出ない」などといった情報で、ますます謎のベールに包まれてしまいました。
ただ、仕事に関しては「完璧主義」「任せておいたら安心」「頭の中であらゆることを考えてる」といった情報が、スタッフのみなさんの口から出てくるので、大変信頼されているようです。つまり、仕事の腕はピカイチの職人かたぎと推察されます。
棟上げの様子を見学させていただいたときに、初めて田中さんの仕事ぶりを遠くから見つめていると、ふと忍者のイメージが湧いてきました。地下足袋姿にシュッとしたスマートな体型、身軽な動き、そしてまだ謎のベールに包まれたミステリアスさがそう思わせたのでしょう。
田中さんと初めて話をしたのは、担当されている現場を見学に行ったときです。そーっとのぞきこんでいると、私に気付いた田中さんは作業の手を止めて、しろうとに分かりやすく一つ一つ説明してくれました。結構時間をかけて説明してもらったので、忙しいのに申し訳なくなるくらいでした。そして時折、くしゃっと笑う笑顔を見せてくれました。
私は内心、「仏頂面の寡黙な人かと思ってたのに話がちがうやん!めっちゃ親切に話してくれるし、笑ろてもくれるやん!」と動揺してしまいました。おそらく、そんな田中さんにギャップ萌えして、くしゃっと笑う笑顔のとりこになる人は、ひそかに多いのではないかとにらんでおります。
それから何度か現場を見学させてもらい、その度に田中さんに説明していただき、実際の施工について勉強させていただくと共に、大工さんの仕事の素晴らしさを実感しております。決して、勉強半分、田中さん半分という下心で足を運んでいるわけではないということは、ここに書き添えておきます。
そんな田中さんのように、仕事の腕を見込まれて頼られる人になれるよう、経験と知識を積み重ねて、プロ意識というものを養っていきたいと思います。