みなさんこんにちは、くすのき かめ子 です。
本日のスタッフ紹介は、田辺さんです。
田辺さんは、設計の仕事をかれこれ15年ほどされている大先輩です。ちなみに私は設計として雇われていますので、田辺さんの指示をあおいで仕事をすることが多いです。しかし、上司という感覚はあまりありません。ここは、縦社会というよりも横社会のようで、対等に協力し合う雰囲気があります。田辺さんも、先輩風を吹かすようなところは全く無く、ただ丁寧に仕事や会社のことを教えてくれます。
以前、田辺さんが設計した家を何軒か案内してもらいました。今までたくさんの家を設計して、その一軒一軒に思い入れがあり、苦労したことや、喜んでもらえた記憶を思い起こされているようでした。
設計の仕事は奥が深く、ベストなものを追求するのに、時間がいくらあっても足りないようなところがあります。お施主さんとの打ち合わせや現場への対応、その他もろもろの多くのことを限られた時間の中で解決する毎日です。常に全力疾走では身が持ちません。そこで田辺さんは時々、目を閉じて瞑想しているような…脱力感をかもしだしているような…そんな感じに見えることがあります。きっと、息の抜きどころを心得ているのでしょう。私も見習いたいと思います。
田辺さんは、スタッフの中で一番背が高いです。朝礼のあとに掃除をするのですが、モデルハウスの窓は天井近くまでの高さがあるので、私では上まで手が届きません。田辺さんはちょっとジャンプすれば手が届くので、いつも窓拭きをしてくれています。適材適所といえるでしょう。
体は大きいですが、普段は物静かな雰囲気で、話し方も低いトーンで淡々と静かに語りかけるようです。ありのままで気取らず飾らず無理せず、いつも自然体に見えます。
良いのか悪いのか、声のトーンが変わらないので、怒っているのか、焦っているのか、うれしいのか、「無」なのか、分かりにくいところがあります。きっとそのうち察知できるようになるでしょう。
そんな田辺さんですが、設計に対する熱い想いを内に秘めておられます。ちゃめっけもあります。きっとお客様にもそれを感じていただけることでしょう。お客様に満足して喜んでもらえる家、そのためにいつもベストを尽くされている、そんな先輩の背中を頑張って追いかけていきたいと思います。